株式会社インフォコーパスは、エンタープライズIoTプラットフォームSensorCorpus用に「仮想センサー」を実現するための技術として、センサーデータ・ストリームプロセッシング(以下、「SDSP」)を開発した。本年2月1日よりSensorCorpusオプション・サービスとして提供を開始。
SDSPは大量かつ多種類のセンサーデータを統合・集約し、1つのデータに仮想化して、理解しやすい指数の作成や異常値の自動判定、特定条件下の状況判断等をリアルタイムで行うものだ。SensorCorpus利用者は、システム開発を新たにする必要なく、さまざまなセンサーによる複雑な現象をリアルタイムで「見える化」や制御ができるようになる。
SDSPの基本機能は以下の通り。
- センサーデータの加工:複数種類のセンサーデータから新たな指数を生成(例:湿度、日射、温度データから熱中症対策の暑さ指数を自動生成)。
- センサーデータの集約:大量のセンサーデータを集約することで、平均値や閾値を自動生成し、異常検知の信頼性を向上させる。
- センサーデータの分割:条件分岐により、データの選別やデータ経路の変更を行う等、特定条件下での状況判断を行う。
- アルゴリズムの実装:上記1~3を組み合わせた個別アルゴリズムを実装することができる。
SDSPの利用には、コンサルティングによる事前調査及びアルゴリズムの実装に関してカスタマイズが必要となる。将来的に、SensorCorpusと組み合わせた統合開発環境(IDE)を提供する予定だという。
【関連リンク】
・インフォコーパス(INFOCORPUS)
・SensorCorpus
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