エコモット株式会社は、多様なデータ計測とクラウド連携が可能なデータロガー端末「クラウドロガー2」の販売を9月19日より開始すると発表した。
「クラウドロガー2」は、主に水処理プラントや各種工場向けに販売していた従来品「クラウドロガー3G」の後継機種となる端末。アナログ出力を持つ計測機器などと接続し、計測データをモバイル通信回線でクラウド上のプラットフォームに送信・蓄積することで、Web管理画面上でデータの分析などを行うことができる。
モバイル通信は「クラウドロガー3G」同様、KDDIの通信モジュールを搭載する一方、通信方式は現在主流のLTE方式を採用した。
アナログ入力4ch、パルス入力3chの計測データを記録時間ごとに端末内部に保存し、指定周期でクラウドサーバへ送信。また、接点入力8chのON/OFF状態を監視しON状態を検出した場合、クラウドサーバへ送信する。
外部PLCとシリアルケーブルで接続することによりPLCデータも取得可能。Web管理画面上からリレー接点(フォトMOSリレー出力4ch)の操作ができるため、遠隔地にある機器の電源ON/OFFなどの制御もできる。
データ計測のインタフェースや通信プロトコルは、「クラウドロガー3G」との互換性を維持しているが、一部設計に改善を加えることでアナログ計測の精度が向上しているという。
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・エコモット(Ecomott)
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技術・科学系ライター。修士(応用化学)。石油メーカー勤務を経て、2017年よりライターとして活動。科学雑誌などにも寄稿している。