レンジャーシステムズ株式会社は、SIM再販型とレイヤ2接続型の課題を解消しそれぞれのメリットを合わせたMVNOプラットフォーム「わくわくモビリティ」をIoT/M2M向けに初期費用0円より提供開始する。
同製品により、事業者が通信帯域を保有することでIoT機器に最適な速度の通信プランを作ることができ、通信コストを抑えることが可能になるという。
センサー機器や膨大なデータの蓄積ができるサーバ、分析など、設備およびサービス自体にかかる開発・運用コストなどは、依然としてIoT事業の参入阻害要因だと言える。なかでも、膨大なデータを収集するうえで必要不可欠である通信のコストは重要な課題である。
現状のIoT市場の主流であるSIM卸の提供方法では、予め決められた通信プランから選ぶことによる通信料が発生するが、小ロットからの購入が可能なため比較的小規模で行う試作開発や実証実験には適している。一方、大量の機器を導入する本番導入時では、通信コストアップにつながるケースも多い。
そこで、レンジャーシステムズでは各事業者への通信帯域の提供により、IoT機器の最適な通信プラン設定が可能なMVNOプラットフォームを初期費用0円から提供を開始する。
「わくわくモビリティ」の主な特長は以下の3つだ。
- IoT機器に最適な通信プランの設定
- セキュアなIoT/M2Mシステムを構築
- 帯域利用状況の可視化
【関連リンク】
・「わくわくモビリティ」Webサイト
・レンジャーシステムズ(Ranger-Systems)
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技術・科学系ライター。修士(応用化学)。石油メーカー勤務を経て、2017年よりライターとして活動。科学雑誌などにも寄稿している。