安川情報システム株式会社は、省電力HD無線カメラの量産に向けて、台湾のLITE-ON Technology Corporation(以下、LITE-ON)と業務提携することで合意した。
安川情報システムは、2017年3月にシリコンバレーのベンチャー企業Locix Inc.と業務提携を締結し、省電力HD無線カメラ等IoTソリューションの共同開発を進めてきた。
今回、自社でも映像監視ソリューションを開発し、グローバルに展開している台湾メーカのLITE-ONと新たに業務提携することで、省電力無線技術はLocix、カメラのハードウェア供給はLITE-ON、SIを含むトータルソリューションは安川情報システムという、屋内/屋外用の無線カメラソリューション提供に向けた3社体制が整ったという。
この提携により3社は、同カメラソリューションの開発を終え、スマートウェアハウス、スマートビルディング、スマートファクトリーなどのソリューションに向けた一般販売の準備を進め、BtoB市場の開拓を推進していくとしている。
LITE-ONは、1975年の創業以来、台湾でLED事業を最初に手掛けた企業であり、1983年には初の技術系企業として台湾取引所に上場した。現在は、地球環境保護のグリーンエネルギービジネスの一つとしてLEDへの大型投資、ヨーロッパを中心とした販売の取組みを展開し、グローバル企業のOEM/ODMビジネスにも対応している。
【関連リンク】
・安川情報システム(YASKAWA INFORMATION SYSTEMS)
・Locix
・LITE-ON
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技術・科学系ライター。修士(応用化学)。石油メーカー勤務を経て、2017年よりライターとして活動。科学雑誌などにも寄稿している。