NECは、株式会社NTTドコモと、5Gサービスの商用化に向けた5G基地局装置の制御部の提供に合意した。NECは今後、既存の通信装置「高密度基地局装置」を5Gへ対応するための開発を進め、ドコモが2020年から開始予定の5Gサービスの実現に貢献するとした。
NECが2015年2月に納入開始した高密度基地局装置は、ドコモが提唱する「高度化C-RANアーキテクチャ」(※)に対応し、基地局制御部として活用されている。また、ソフトウェアのアップグレードにより、LTEからLTE-Advancedへ通信の高度化を行ってきた。
※ドコモが2015年3月にサービス開始したLTE-Advanced(ブランド名称:「PREMIUM 4G」)を効果的に展開するための無線ネットワークの構成技術。
今回、その高密度基地局装置を最大限に活用するため、NECは5Gへの対応もソフトウェアのアップグレードと、最小限のハードウェアの置換により行う。なお、5Gへの対応後も既存のLTE/LTE-Advancedサービスは継続可能で、LTE/LTE Advancedと5Gのサービスを共存し、様々なサービス要件に対応できるネットワークを実現するとした。
【関連リンク】
・日本電気(NEC)
・NTTドコモ(NTT docomo)
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