インダストリー4.0やSociety5.0といった潮流に加え、新型コロナウイルス感染拡大によって不確実性が増大する状況において、製造業各社はグローバルでの競争力やレジリエンスの強化が急務となっており、デジタル技術を活用した社内業務効率化や、新たな価値の創出・顧客サービスの向上、モノからコトへの展開の実現が求められている。
これに向けて、富士通株式会社、ファナック株式会社、NTTコミュニケ―ションズ株式会社の3社は、製造業のDXを実現するサービスプラットフォーム「デジタルユーティリティクラウド」構想を2019年9月に発表し、共同事業体としての事業運営開始に向けた準備をしてきた。
そして今般、3社は工作機械業界をはじめとした製造業のDXを支援する場をクラウドサービスとして提供する新会社「株式会社DUCNET」を2020年11月に設立する。DUCNETは2020年11月に以下の主要事業を開始し、2021年4月からクラウドサービスの提供を開始する予定である。
- 参加各社のDXを支援する安心安全なプラットフォームをクラウド上で提供
- 保守業務ツールやコミュニケーションツールなど協調領域におけるシェアードサービス事業
- 参加企業のデジタルビジネスを支援し提供者と利用者のマッチングを推進するeコマース事業
今後DUCNETは、デジタルユーティリティクラウドを利用する各企業のさらなるものづくり力の強化に貢献すること、並びに機械メーカーや機械ユーザー、商社、ITベンダーなどの参加各社が、サービス提供者でありサービス利用者になれるエコシステムを実現することを目指す。
なお、資本金は2億5千万円で株主構成は富士通40%、ファナック30%、NTT Com30%となっている。
プレスリリース提供:富士通
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