国内の電力業界及び装置産業における設備保全業務では、設備の複雑化・高経年化、業務に携わる人材の高齢化や人材不足の中でのノウハウ継承など、多くの課題を抱えている。
そこで東芝デジタルソリューションズ株式会社は、SAPジャパン株式会社が提供する「SAP S/4HANA」をベースとした電力業界及び装置産業向けEAM(設備資産管理)ソリューションのテンプレート開発を開始した。
今回の開発では四国計測工業株式会社の四国電力での原子力設備保全の知見と、一般プラントの業務プロセスのノウハウを元に、「SAP S/4HANA」にてその要件をプリセット・汎用化させる。
特長としては、標準業務プロセスとパッケージテンプレートを用いることでの、導入期間の短縮。また、デジタルデータを活用した信頼性重視保全、保全有効性評価、リスク評価などの拡張機能の利用も可能だ。
このテンプレートは、国内の他の電力会社の原子力部門や、原子力以外の保全業務にも適用が可能な見込みで、2021年秋からの提供予定だ。
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