昨今、企業が取り扱うデータ量は増え続けており、データ活用による課題解決が求められている。一方で、データ活用するためには技術者やITインフラの整備、既存システムとの連携を行う必要がある。特に営業やマーケティング部署など業務を行うLOBを中心としたデータ分析において、上述の対応が導入時の課題とされている。
そこで伊藤忠商事株式会社、ジーアイクラウド株式会社、ウイングアーク1st株式会社の3社は、Google Cloudを基盤とした企業のDX推進支援において協業することに合意した。第一弾として、クラウド上に効率的なビッグデータ処理基盤を構築、分析、可視化するサービスを開始する。
このサービスでは、Google Cloudのビッグデータ分析に特化したエンタープライズ向けデータウェアハウス「BigQuery」と、ウイングアーク1stのBIダッシュボード「MotionBoard」を連携したデータ分析支援サービスの提供を行う。
複数のデータソースを集約・可視化する「MotionBoard」と、ほぼリアルタイム分析が可能な「BigQuery」を接続することで、収集した対象データをアウトプット形式に合わせて加工や結合、クレンジングなどを行う大規模なデータプレパレーションを行うことなく、クエリを発行するだけで必要なデータを取得し、可視化できるようになる。
このサービスを活用して行うデータ分析の例としては、「多数のECサイトや実店舗などオムニチャネルのデータ分析」、「Webサイトや購買履歴などから得られる顧客行動や購買プロセスの分析」、「チェーン店におけるPOSデータ、在庫データのリアルタイム分析」、「全社的なデータ分析基盤の構築」などが挙げられている。
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