近年、デジタル技術の進歩で、人々の暮らしは格段に便利で快適なものへと、めまぐるしいスピードで変化している。
鉄道を中心とした街づくりを推進してきた東急株式会社および東急グループは、各社でデジタル技術を積極的に導入し、それぞれのサービス価値向上を目的とした展開を行ってきたが、東急グループのリソースを十分に活用・共有化しきれておらず、また、それを推進する専門人材が不足していることが課題の一つとなっていた。
このほど、東急は、人々の快適で充実したライフスタイルの実現に向けて、街づくりにおけるDXをより加速させるため、新組織「デジタルプラットフォーム準備プロジェクト(Urban Hacks)」を設立した。
同プロジェクトで最初に取り組むのは、人々の暮らしと直結する街づくりDXの実現に向けた、東急グループを連携したデジタル開発の推進である。東急グループのリアルなサービスをデジタルの体験と融合させ、生活や仕事、エンターテインメントなど各事業間を横断するサービスおよびアプリケーションを提供する。
また、グループ各社が展開するリアルとデジタルのサービス導線を利用者にとって最適な形でデザインし、より快適で充実したライフスタイルの提供を目指し、顧客視点からの設計とスピーディーな商品化、市場投入後も利用者からのフィードバックをもとにサービスを継続的に改善し、事業戦略からプロダクトまで一貫した自社でのアジャイル開発を行う。
今回新たに人材をむかえ、街づくりのDX専門組織として同プロジェクトを設立し、東急グループのデジタル領域への投資を集中させることで、各事業でのデジタルリソースの有効活用、事業間の共通利用を実現し、投資効果の最大化を図る。
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