モリリン株式会社は、AI企業のNeural Xと業務提携を結び、繊維・アパレル業界に特化したAI「MATOI(まとい)」を開発した。
「MATOI」は、アパレルのコーディネート写真または3D CADで組み上げたコーディネート画像に、AI生成されたモデルの顔と背景を自動で加工するシステムだ。複数の高度なアルゴリズムを組み合わせることで、人体の各部位を正確に認識し、着用している服を自然に再現するほか、指や手の精緻な表現も可能となっている。
また、エッジ抽出技術により、服の輪郭や骨格を分析して自動調整することで、実際の服のフィット感や着丈が元画像から変更されない形で生成画像が作成される。
プロンプトの入力は不要で、日本のアパレル業界の販促物に特化しているのが特徴だ。
モデルの顔は一般的な日本人で、年齢は変更可能。背景も日本市場に合わせた一般的なロケ地が選択可能だ。
また、光の方向や明るさを背景に合わせて自動調整するほか、コーディネート用の衣服の着せ替えもできる。なお、バッグや帽子などの合わせの小物のAI生成を近日中に公開予定とのことだ。
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