株式会社シンギは、株式会社フェアウェイソリューションズの「需給調整・在庫適正化ソリューション Φ-Pilot series」を導入したと発表した。
シンギは、紙器およびプラスチック製食品容器の企画・製造・販売を手掛けており、過去に商品センターが不動在庫で山積みになるという課題が発生していた。
その後、WMSを導入することで在庫数の把握は可能となったが、未来在庫の可視化ができず、欠品や在庫過多が発生することもあったのだという。
また、各営業所ごとの属人的な発注から集中購買体制へ切り替えたものの、Excelによる発注判断には時間がかかり、在庫の過不足対応も後手に回っていたそうだ。
そこで今回、需給調整・在庫適正化ソリューション「Φ-Pilot series」を導入。在庫管理が「個数」から「日数」ベースへと変わり、判断基準が明確化した。
また、欠発注数量の自動計算、在庫異常のアラート、基準値の可視化などにより、発注業務の再構築を実現した。
今回の取り組みにより、属人化していた発注業務を標準化し、データに基づいた発注が可能となった。これにより、発注にかかる作業時間を約75%削減したとのことだ。
また、アラート機能により、欠品や在庫過多といった在庫異常を事前に察知できるようになり、事前に対策が打てるようになったのだという。
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