株式会社インターコムは、リサイクル工場向けのIoTサービス「Cycle View」を、2025年5月1日にローンチしたと発表した。
「Cycle View」は、工場内の機器に取り付けたセンサから電流値を自動で取得し、リアルタイムでダッシュボードやパトライトなどに表示する、AWS IoTサービスを活用した可視化システムだ。
電流値以外にも、温度や湿度といった多様なセンサデータに対応可能で、現場の稼働状況をデータに基づいて可視化する。
なお、インターコムは、「Cycle View」の実用性を検証するため、グループ会社である東港金属株式会社の京浜島工場に設置されている破砕機に同システムを実装した。
従来、破砕機への廃棄物投入量やスピードはオペレータの経験や感覚に依存しやすく、作業のムラが破砕機の負荷変動や安定稼働を妨げる一因となっていた。
「Cycle View」導入後は、破砕機の電流値がリアルタイムで自動取得・可視化されるようになり、オペレータは客観的なデータに基づいて投入状況を把握できるようになった。
その結果、オペレータ間の作業が標準化され、破砕機への負荷を最適化しつつ、生産効率の改善に成功したとしている。
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