近年、建設現場では、安全確認・警備監視においてドローンを活用した業務の効率化が期待されている。
そこで、DaaS型ドローンソリューションによる業務の完全自動化を目指している株式会社センシンロボティクスは、株式会社フジタの建設現場で、ドローンを活用した「建設現場における安全確認・警備監視」の実運用に向けた実証実験を行い、完全自動運用型ドローンシステム「SENSYN DRONE HUB(センシン ドローンハブ)」の有効性を確認した。
同実証実験は、2月28日から3月8日の期間、福井県敦賀市の北陸新幹線車両基地工事現場にて実施され、SENSYN DRONE HUBの4つの基本機能である、ハッチ開閉・自動離発着・自動充電・データ転送の挙動や精度の確認を行い、SENSYN DRONE HUBによるオペレーターを介在しないドローン無人運用の機能を検証した。
また将来的に目視外飛行に関する各種要件が緩和される事を想定し、SENSYN DRONE HUBが提供するスケジューリング機能(飛行ミッション予約機能)も併せて検証を行い、定時刻になるとプラットフォームからドローンが自動的に離陸し、事前にシステム上で指定したルート通りの正確な飛行を実行した後、完全自動で精密な自動着陸を実行する事を確認した。
同実証実験ではオペレーターの目視可能範囲での飛行検証が行われたが、離陸から着陸までのすべてのミッションを作業員の介在なく実施出来る事が確認でき、ドローンの無人運用に足る必要機能を持ち合わせている事を確認したという。
今後、フジタからのフィードバックを基に、より現場ニーズに則した機能開発を継続していく。
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