岡山県和気町は、岡山県の東南部に位置し、標高200~400mの山々に囲まれているため、中心部を離れると高齢化による買い物難民や交通弱者の増加、老朽化したインフラ対策といった様々な地域課題に直面している。
そこでヤマト運輸株式会社と岡山県和気町は、医療商材や個人宅までの処方薬などの輸送における無人航空機(ドローン)の経済的実現性を検証する実証実験を、12月6日より開始することを発表した。
今回の実証実験では、対象エリアに配達を行う医療用医薬品等の商品を、医薬品卸ティーエスアルフレッサ株式会社の物流拠点からヤマト運輸が集荷する。
その後、宅急便センターから医療機関までの納品および、オンライン診療・服薬指導後の処方薬の患者宅までへの配送を行い、その有用性と経済的実用性の検証と課題の明確化を行う。
今後ヤマト運輸は、2022年2月以降に、ドローンポートを使用せず個人宅へ離着陸する技術検証および、ドローン運航の内製化検証を行う予定だ。
また、都市部でもドローンの社会実装に向けた取り組みを進め、将来的には複数の温度帯における医薬品輸送や宅急便の配送など、ドローンの活用を広げていくことを目指していく、としている。
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