ジェイテクトは2月24日、プロドローンと協業し、蓄電デバイス「高耐熱リチウムイオンキャパシタ」と関連技術を提供すると発表した。デバイス提供でドローンの電源性能を向上させ高性能な産業用ドローン開発につなげる。
「高耐熱リチウムイオンキャパシタ」は、電気の出入り(放電・充電)が非常に速く、繰り返し充放電による性能劣化が少なく、安全性も確保しているのが特長。電解液の改良に加え、電解液と電極材料の相性を考慮した組み合わせにすることで、-40~85度の動作温度範囲を世界で初めて実現したという。
ドローンでの利用では、離陸や加速時に必要な大電力の供給補助や電力変動吸収などに向く。過酷な温度環境でも十分に性能を発揮することができるため、ドローンの電源性能の向上と主電源で利用されるリチウムイオン電池の負荷軽減、寿命延長が図れるという。
同社では今後も、高耐熱リチウムイオンキャパシタを始め、あらゆる産業で役立つ革新的な製品開発を進めるとしている。
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