KDDIスマートドローン株式会社と飛島建設株式会社は、2023年5月12日、不感地帯(無線電波の届かない地域)の建設現場やインフラ施設における点検業務の省人化に向け、遠隔での点検・巡視業務を想定した実証実験を実施した。
この実証では、遠隔でドローンの離発着が可能なドローンポート「Skydio Dock」と、衛星ブロードバンドインターネットStarlinkを活用し、ドローンの自律飛行、映像伝送に関して検証した。
実証の結果、Starlinkの特長である高速・低遅延な通信により、点検・巡視中に通信が途切れることなく、遠隔でのSkydioの自律飛行や映像伝送が可能であることが確認された。
両社は今後、今回の実証の結果を踏まえ、不感地帯にある建設現場やインフラ施設の点検・巡視業務において、Starlinkとドローンの実装に向けて、共同研究を進めていくとしている。
飛島建設株式会社の技術研究所 研究員 勝部峻太郎氏は、「今回の実験によりSkydio DockとStarlinkの有効性が確認できましたので、今後も建設現場の生産性向上に向けて、引き続き連携しながら検証を進めていきたいと考えています。」と述べている。
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