日本最大級のイノベーションのネットワーキングの機会となるスタートアップワールドカップ日本地域予選がいよいよ今年も10月5日に東京国際フォーラムにて開催される。(トップ画像は昨年の模様)
スタートアップワールドカップとは、フェノックスベンチャーキャピタルが主催する世界40地域以上で開催される世界最大級のグローバルピッチコンテスト。
本イベントは、AIやIoT、ヘルスケアなどの日本有数のスタートアップが集まり、最先端技術についてピッチするのはもちろんのこと、イノベーションに興味のある日本の大手企業や投資家、日本の大企業と協業したいスタートアップ等、1200人が集まる「最大のネットワーキングの機会」を提供するプラットフォームでもある。
スタートアップワールドカップは世界中で大手企業とスタートアップが繋がる場を提供し、スタートアップはこのプラットフォームを通じて、グローバル展開や大手企業との協業等へのステップアップへ繋がっている。
今回登壇するスタートアップは、150社以上の応募のなかから厳しい選考を通過した日本のトップスタートアップ10社だ。将来のユニコーン企業となるかもしれない日本のスタートアップのアイディアやビジネスプランを聞くだけでもわくわくしそうだ。
また、業界著名人によるパネルディスカッションは興味深い「情報収集の場」となるだろう。
出場するだけでスタートアップのメリットは多数
今回も、サンフランシスコにて行われる決勝大会に日本代表として出場するスタートアップを一社選出する。
スタートアップワールドカップに出場するスタートアップにとっては、世界の投資家から注目を集めるチャンスでもあり、様々な企業や著名人とのネットワーク構築、グローバルでの知名度アップなどといった、魅力的な特典がある。
記念すべき第一回の日本地域代表である名古屋出身のロボットやIoTを活用した園児の見守りサービスなどを手掛けるユニファは、見事初代世界チャンピオンに輝き、優勝投資賞金約1億円を獲得。ユニファは世界チャンピオンに輝いたことで世界進出の足掛けとなっただけでなく、10億円以上の資金調達に成功、人材の応募件数も約5倍以上に増加し、「数分で人生が変わった」と社長はコメントしている。
更に、第二回の日本地域代表に選出された洗濯物自動折りたたみ機を開発するセブンドリーマーズは、シリコンバレーの地で会場を沸かせる素晴らしいピッチを披露した。
今年の日本地域代表はどこになるのか、そして第3回目となるスタートアップワールドカップで世界王者の座を日本が取り戻せるのか注目したい。
しかも、今年は『セガサミーグループ賞』が用意されており、東京地域予選に応募するすべてのスタートアップの中からセガサミーグループが選ぶ一社に対して、5000万円の投資賞金が与えられる特別賞も用意されている。
さらには、サントリーと協業に向けた面談のチャンスが与えられる『サントリー賞』も用意されており、日本のスタートアップにとってはますます魅力的なイベントとなっている。
スタートアップワールドカップ日本地域予選の見どころ
今回の目玉コンテンツの一つでもある、パネルディスカッションでは、『どのように大手企業がイノベーションを起こすべきか、スタートアップとの協業の必要性』という議題で、マネックスグループ(株) 代表執行役社長CEO 松本大氏、インテル(株) 前代表取締役社長 江田麻季子氏、Twitter Japan(株) 代表取締役笹本裕氏がパネリストとして登壇する。モデレーターを務めるのは、アクセンチュア(株) チーフマーケティングイノベーター 加治慶光氏である。
イベントの後半では、日本のトップスタートアップ10社によるピッチが行われる。その中から日本代表を選出する審査員も各業界を代表するような著名人ばかりである。
<スタートアップワールドカップ日本地域予選審査員>
• 平野 洋一郎(インフォテリア株式会社 代表取締役社 長/CEO)
• 澤 円(日本マイクロソフト株式会社 業務執行役員)
• 石井 芳明(内閣府 科学技術・イノベーション担当)
• 斎藤 祐馬(デロイトトーマツベンチャーサポート株式会社 事業統括本部長)
• クリス ヒル(WeWork Japan CEO)
• フィリップ 誠慈 ヴィンセント(Plug and Play Japan Managing Partner)
• 冨田 和成(株式会社ZUU代表取締役)
スタートアップワールドカップ日本地域予選の開催概要は下記のとおり。
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<スタートアップワールドカップ2019 日本予選開催概要>
・日程:2018年10月5日(金) 開場 17:20 開演17:45
・場所:東京国際フォーラム
・開催パートナー:ad:tech Tokyo
・HP:http://www.startupworldcup.io/japan-regional
・観戦チケットお申込:http://ptix.at/mzm1rB
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昨年は立ち見がでるほどの盛会だったとのことで、早めにチケットをおさえておきたい。スタートアップワールドカップはグローバルな空気が体験でき、新しいコネクションが生まれるイベントといえるだろう。
参考リンク:
スタートアップワールドカップ
フェノックスベンチャーキャピタル
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IoTNEWS代表
1973年生まれ。株式会社アールジーン代表取締役。
フジテレビ Live News α コメンテーター。J-WAVE TOKYO MORNING RADIO 記事解説。など。
大阪大学でニューロコンピューティングを学び、アクセンチュアなどのグローバルコンサルティングファームより現職。
著書に、「2時間でわかる図解IoTビジネス入門(あさ出版)」「顧客ともっとつながる(日経BP)」、YouTubeチャンネルに「小泉耕二の未来大学」がある。