NTTデータは2月27日、金融機関の窓口受付業務のデジタル化サービス「One-W1ndow(ワンウィンドウ)」の提供を2月から開始し、第一弾で京都銀行が導入と利用を開始すると発表した。
「One-W1ndow」は既存の申込書フォーマットの活用が可能で、対象の申込書を自由に選択して、申込書のデジタル化を内製化することができる。具体的には、ウェブブラウザ上で、既存申込書のフォーマットを変えずに表示・記入が行え、対象業務を自由に選択できる。顧客申し込み情報の改ざん防止機能などの入力制御機能も備える。
また、金融機関の勘定系システムと連携し、顧客申込時の申込書にあらかじめ顧客情報を埋め込み表示。入力項目を削減し、顧客の申し込み手続きにかかる入力負担を減らすことができる。
申請管理機能では、受付データの回覧機能を備えており、顧客申し込みのペーパーレス管理と受付事務の集約化が行える。そのため、紙媒体の申込書の管理作業や、行内の郵送作業が不要になり、窓口職員の業務負担を軽減できる。顧客申し込みをデータで受付することも可能。受付したデータをシステムと連携させることで、後続事務の自動化が図れる。
一方で、顧客は金融機関の窓口に設置するタブレットなどの端末からウェブブラウザ上で申し込みができるようになる。既存の認証機能と連携すれば、顧客自身のPCやスマートフォンからも申し込みができるようになる。
NTTデータでは地銀共同センターに参加する青森銀行、秋田銀行などの銀行を始め、地方銀行や他業態の金融機関にサービス展開を図る方針。また、開発中の金融機関が顧客接点サービスの拡充を同一のクラウド上で開発・維持できるプラットフォームと連携し、ほかのサービスと一体感のある顧客体験を実現するとしている。
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