ワイヤレスジャパン2015に出展していた、アプリックスIPホールディングス株式会社(以下、アプリックス)の広報担当 宮川さんに、Wi-FiルーターやNetworkスイッチを、簡単にBluetooth/Wi-Fiゲートウェイにアップグレードできるソフトウェアについてお話を伺がった。
前回の記事「IoT腹筋でレコーディングダイエット」はこちら。
BLE(Bluetooth Low Energy)対応のチョロQを、BLE非対応のスマホから操作する動体デモ
―これはどのようなものですか?
宮川さん(以下、宮川)「これは、WiFiとBluetoothを両方使いゲートウェイという形で、ネットワークの範囲を広げようという試みで作ったものです。このナノブロックで作られたチョロQは、去年のクリスマスにタカラトミーさんから発売された市販のものになります。
この中に弊社のモジュールが入っていて、WiFiのゲートウェイで遠隔操作できるので、Bluetooth非搭載のスマートフォンから操作することができるデモになります。」
チョロQの技術はデモンストレーションにすぎない。
これはどういう技術かというと、インターネットを経由しIntelのEdisonのような極小チップが入ったデバイスを操作すると、そのデバイスがBluetooth通信で少し離れたものも動かせるということだ。チョロQをBluetoothで直接動かしているわけではない。
このBluetoothの技術が活きるのは、コントロールするデバイスから離れて動くところにあり、例えば、自宅のスイッチを遠隔操作して、電気を消したり、エアコンをつけておいたりするというスマートホームなどだろう。
アプリックスは、「BLE(Bluetooth Low Energy)対応機器が増えていく中、遠隔からの操作やデータの送受信の要望が増えてきており、インターネットにつながるWi-FiルーターやNetworkスイッチを簡単にBluetooth/Wi-Fiゲートウェイにすることで低コスト化が図れるため、一気にIoTの普及を加速できることができる」と発表している。
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