ファーウェイは7月10日、大手自動車メーカーの独アウディとインテリジェントなコネクテッドカー分野における戦略提携に関する覚書を締結。今回の覚書は、中国・李克強首相と独アンゲラ・メルケル首相が主導する両国の企業間の広範なパートナーシップにおける成果の一つだという。
ファーウェイとアウディは今回の協業を通じて、インテリジェントな運転の進化と自動車分野でのサービスのデジタル化を目指す。
両社はこの目標に向けて、トレーニングプログラムを共同で開発することにも合意し、2分野における技術専門家のスキル強化を目指す。
インテリジェントなコネクテッドカーはさまざまな情報を車両と周囲の環境とでやりとりすることで実現するが、このためには自動車向けの高品質かつ安定したデータ通信と、それを可能にする強力な研究開発が求められている。
アウディはファーウェイおよび中国当局との協力により、2017年に中国東部の大都市である無錫市で行われた公道での「LTE-V」の展開に、初の海外自動車メーカーとして参加。
LTE-Vはコネクテッドカーに特化した移動体通信規格で、ドライバーは交通信号システムや交差点での監視カメラシステムとの接続を通じて、リアルタイムの交通情報を得ることができる。
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