ソニー株式会社と株式会社NTTドコモ(以下、ドコモ)は、第5世代移動通信方式(以下、5G)を活用した新たな利用シーンの創出に向け、ドコモがグアム島に開設した「ドコモ5Gオープンラボ GUAM」、および100%子会社であるドコモパシフィックが2019年夏以降に提供開始予定の屋外試験環境を活用し、ソニーが開発したニューコンセプトカートSC-1の遠隔操作実現に向けた共同実証実験を行うことに合意した。
SC-1は、ソニーが開発したAI・ロボティクスの取り組みの一環として、新たな移動体験の提供を目的としたカート車両で、人の視覚能力を超えるイメージセンサーを車両前後左右に搭載し周囲の環境を把握できることに加え、高解像度4Kディスプレイを搭載している。
同実験では、5Gの低遅延、大容量、高速という特長を活かし、長距離間における同カートの遠隔操作に必要な伝送速度の確認や操作品質評価などをグアムの5Gネットワーク試験環境を経由することにより検証する。5Gを活用した共同実証実験は、日本国内で同カートに搭載された4Kディスプレイ対応デジタルサイネージシステムへ高精細映像をリアルタイムに伝送する共同実験に続き、2件目となる。
【関連記事】
・ソニー、遠隔操作ができるNew Concept Cart(ニューコンセプトカート)SC-1を開発
無料メルマガ会員に登録しませんか?
膨大な記事を効率よくチェック!
IoTに関する様々な情報を取材し、皆様にお届けいたします。