郵便局を拠点にしたドア・ツー・ドアのMaaS
こうした経済停滞・人手不足・高齢化に対応するMaaSを取り組むべく、永平寺町は「スマートモビリティチャレンジ」への参加を決めたという。
講演で河合町長は具体的な取り組み構想を2つ紹介した。
1つは有償のボランティアを募り、ドア・ツー・ドアのデマンド運行サービスを行うことだ。
この構想のポイントは、予約や運行管理の拠点を郵便局に置く点にあるという。経済停滞と人手不足が進む永平寺町では、デマンド運行サービスを実施するための新たな拠点が築きにくい。
そこで町内にある郵便局に協力してもらい、運行管理を委託することでサービス拠点の問題をクリアする、と河合町長は語った。
このデマンド型運行サービスでは、人の移動と同時に郵便物や商品物の輸送も行う貨客混載のサービスも検討しているという。
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1986年千葉県生まれ。出版関連会社勤務の後、フリーランスのライターを経て「IoTNEWS」編集部所属。現在、デジタルをビジネスに取り込むことで生まれる価値について研究中。IoTに関する様々な情報を取材し、皆様にお届けいたします。