昨今、世界では自動車の増加とともに交通事故などによる損害が増えている。先進国を中心に自動車の自動化も進んでいるが、最終的には人に運転が委ねられるなど、ドライバーが重要な役割を果たすことは変わらない。パイオニア株式会社は、2017年4月から、デジタル地図属性データに基づいた事故リスク予測プラットフォームと、通信型IoTデバイスを利用した先進運転支援システム「Intelligent Pilot」を提供して、日本での交通事故の削減に貢献してきた。
今回、同社と大手再保険会社のSwiss Reは、ドライバーの安全運転をサポートするテレマティクスソリューションを共同で開発した。
具体的には、現在、Swiss Reが提供しているSwiss Re Telematicsアプリ「Coloride」に、デジタル地図データを活用した独自の安全運転支援システム「MAP-ADAS」を搭載し、パイオニアの車載IoTデバイスと連携させ、個々の運転状況に合わせたリアルタイムな注意喚起・警告や、より精度の高い事故発生リスクの予測・高精度な衝撃検知、迅速な事故対応が可能になる。
パイオニアは、今回のSwiss Reとの協業により、グローバルにテレマティクスソリューションの提供が可能になる。同ソリューションは、2020年初頭に提供を開始する予定だ。
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