クアルコムは1月4日、新しい自動車用チップ「Snapdragon Ride Flex(スナップドラゴン・ライド・フレックス)」を発表した。
「Snapdragon Ride Flex」は、自動車用に設計されたシステムオンチップ(SoC)。クアルコムの自動車用デジタルコックピットと、先進運転支援システム(ADAS)の技術に基づいて設計されている。
リアルタイム制御や機能安全、サイバーセキュリティーといった「ミクストクリティカリティー」に対応しており、デジタルコックピット、ADAS、自動運転機能を同じハードウエアに同時に実装することができる。
画像認識をサポートする「Snapdragon Ride Vision stack」と事前に統合し、ハードとソフトをコンピューター、AI(人工知能)、効率的な電力消費のために共同設計をすることで、重要度が混在する環境でも最適なパフォーマンスを実現できるという。
また、チップは自動車メーカーと部品メーカーが統合した中央コンピューターとソフトウエア定義の車両の実現を支援するように設計されており、エントリーからスーパーコンピューティングまでをカバーする性能を提供する。クアルコムでは2024年から生産を開始する計画で、現在はサンプルの出荷を行っている。
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