双日株式会社、株式会社ダイヘン、大日本印刷株式会社(以下、DNP)の3社は、ワイヤレス充電機能を搭載した商用電気自動車(EV)の実用化に向けて業務提携し、共同で取り組むことについて基本合意した。また、登録の認可を軽自動車検査協会より取得し、公道での実証を開始した。
3社は、DNPが開発する充電時の漏洩磁界(コイルの外側に発生する磁気を帯びた空間)を低減させた薄型・軽量な「ワイヤレス充電用シート型コイル」を使用した、車両側受電コイルおよび地上側送電コイル設備の開発に取り組み、システム化に成功している。
このシステムを用いたワイヤレス充電の実証実験を行うべく、双日が提供する商用EVにて、3社及び双日プラネット株式会社と合同で試作車両の開発を行い、2022年11月にワイヤレス充電機能を搭載した実証実験用の商用EVを完成させた。
3社は完成した商用EVにて、私有地内で1ヶ月間充電試験、耐候性試験、充電基本性能試験などを行い、安全性を確認した後、改造車登録の認可を軽自動車検査協会より取得。公道での走行を開始した。
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