株式会社ティアフォーは、自動運転やその他の関連するアプリケーションの開発者向けのセンサフュージョン開発キットの提供を開始する。
今回発表された開発キットは、車載カメラ、車載LiDAR、自動運転用コンピュータを統合し、センサフュージョンによるパーセプション技術の開発環境をワンパッケージで提供する。
ティアフォーのハードウェアとソフトウェアから構成され、取り扱いに関する説明書も整備されている。
このキットを導入することにより、利用者は適切なセンサやコンピュータの選定、ROS2を用いた開発環境の構築、システム間の同期やキャリブレーション、パーセプションモジュールの開発などを実行することができる。
また、キットで提供されるソフトウェアはオープンソースで公開されており、利用者は独自の研究開発を推進するために改良を加えることができる。
なお、キットで提供されるソフトウェアおよびインストールの手順を示すドキュメントは、GitHubリポジトリから入手することが可能だ。
今後ティアフォーは、今回のキットでサポート対応可能なセンサやコンピュータの機種を増やし、オープンソースとして提供されるパーセプションの機械学習モデルやアルゴリズムをアップデートしていく予定だ。
また、高画質なカメラ映像データや、LiDARなどのセンサデータを活用したMLOpsソリューション(機械学習モデルの開発・運用基盤)の開発を推進していくとしている。
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