株式会社スマートドライブは、同社が提供する「Mobility Data Platform」と、ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社が提供する「ELTRES IoTネットワークサービス」を連携し、IoTネットワークと移動データを活用したソリューションの提供を開始した。
ソニー独自のLPWA(Low Power Wide Area:低消費電力広域)通信規格「ELTRES」は、「長距離安定通信」「高速移動体対応」「低消費電力」といった特長がある。
今回の連携により、ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社が提供する「ELTRES IoTネットワークサービス」を活用して得られたデータを、スマートドライブの各種サービスでも利用可能となった。
「ELTRES」は、見通し100㎞以上の長距離におけるデータ通信や、時速100㎞以上での高速移動などの環境下においても安定した無線通信ができるため、製造業やインフラ、物流、サービス業、農業など多様な分野で「ELTRES IoTネットワークサービス」の活用が進んでいる。
「ELTRES」の技術をベースとしたさまざまな形状のデバイスは、多岐に渡るデータを収集できることに加え、取得するデータ種目の絞り込みやその測定頻度も調整でき、低価格で簡易なデータ取得・活用を実現できることが特長だ。
「Mobility Data Platform」は、特定のデバイスに限定することなく収集したデータの取り扱いが可能だ。「ELTRES」から得られる様々なデータの蓄積・解析により、法人向けクラウド型車両管理サービス「SmartDrive Fleet」の新たな機能開発が見込まれている。
ほかにも、リースレンタカー、カーシェアリング事業者における保有車両の管理・活用を最適化するためのコネクテッド基盤としての利用や、スマートドライブ独自の様々な機器に対応可能な安全運転評価技術を通じて、安全運転連動型のテレマティクス保険への活用に繋がることも見込まれているのだという。
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