株式会社ミックウェアは、録画データ流通サービス「Mvcube(エムブイキューブ)」の商用展開第一弾として、通信型ドライブレコーダを使用したタクシー向け安全運転支援サービス「Mvcube for Taxi」を、2023年10月1日より提供開始する。
「Mvcube for Taxi」は、登録した車両の情報をリアルタイムで取得可能な車両情報管理サービスだ。気象・災害情報、モビリティ・モバイル機器情報、道路・施設情報など、様々な情報サービスと連携し、見たい箇所を絞り込むことができる。
車両のドライブレコーダや監視・防犯カメラ、スマートフォンなど、街中にある様々なカメラ映像から、絞り込んだ箇所の映像だけを取り出し、Mvcubeクラウドに収集する。
必要な映像だけを収集するため、収集にかかる通信費用、映像の保存にかかるクラウドやストレージ費用等を削減できる映像収集システムとなっている。
用途に合わせて絞り込んだ映像に対し、気象状況、災害状況、渋滞状況、事故状況、道路状況など様々な用途で解析し、必要な情報を強調して表示、視聴することができる。
これにより、事故対応や緊急対応時に通信で画像を取得することで、即時の状況把握が可能だ。加えて、収集したドライブレコーダの車外映像を活用することで、監視車両や監視カメラを設置することなく街の災害監視用途での利用が可能になる。
また、運転診断や危険ポイント抽出などの機能でタクシー運行をサポートする。
なお、「Mvcube for Taxi」は、株式会社JVCケンウッド製の通信型ドライブレコーダ「STZ-DR10」を使用しており、端末管理及びOTA(Over The Air、無線経由)の技術は、Vieureka株式会社の「Vieureka Manager」を採用している。
すでに大和自動車交通株式会社でのサービス導入が決定しており、今後は、ドライブレコーダで収集した車外画像データを活用した新たな分野での協業の可能性を、ミックウェアと大和自動車交通との間で検討中とのことだ。
また今後は、タクシー以外の業種へもサービス提供拡大することで、録画データの地域網羅率をアップさせ、収集した映像を活用した新たなサービスの提供を目指しているとしている。
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