株式会社ティアフォーは、マルチテナント型物流施設「GLP ALFALINK相模原」で開発・運用していた自動運転システム「AIパイロット」に対して、道路運送車両法に基づき、運転者を必要としない自動運転システム「レベル4」の認可を取得した。
今回のレベル4認可は、ティアフォー製の自動運行装置「AIパイロット」に対して与えられたものだ。
「AIパイロット」は、オープンソースの自動運転ソフトウェア「Autoware」と、それに対応したセンサーシステムやコンピュータシステム、車載情報通信システムから構成され、様々な車両に搭載可能となっている。
今回の認可の対象となった「GLP ALFALINK相模原」の敷地内通路は、道路交通法が適用される道路であり、歩行者と一般車両が混在する環境において、道路インフラなどに頼らず自動運行装置が自律的に認知・判断・操作を行うシステムに対するレベル4の認可だ。
なお、今回のレベル4認可で得たプロセスや設計は全て公開するとしている。
ティアフォーは、今後も継続的に研究開発と評価検証を重ねていき、自動運転システムの機能及び性能の向上を図る予定だ。
また、今回の道路運送車両法に基づくレベル4認可の取得を踏まえ、そのノウハウを様々な電気自動車の量産開発に活用し、全国各地の市街地におけるレベル4認可の取得を進めるとともに、政府が目標とする2025年50箇所以上、2027年100箇所以上の自治体への自動運転システムの導入を計画している。
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