路線バスのEV化においては、充電に時間が掛かることからも、充電時間帯や充電力をマネジメントする必要がある。また、実際の運行では、ディーゼルバスと混在した状態の中で、突発的な振替にも対応する必要がある。
こうした中、株式会社関電工は、EV化が進む路線バスの運行と充電を管理支援するシステムを、EVバスの輸入販売会社アルファバスジャパン株式会社と、充電器メーカの新電元工業株式会社、各種EMSを開発している日本コンピューターテクノス株式会社とで、協働して開発を進めてきた。
このシステムは、EVバスとディーゼルバスが混在した運行状況の中で、運行計画に対応して充電方式やスケジュールを調整することで、EVバスの充電ピークを抑制し、最適に充電計画を管理することができるものだ。
そして今回、EVバスの導入を予定している神姫バス株式会社の協力のもと、姫路東出張所において、実際の運行計画の中で、同システムを使用して充電を制御・管理する運用試験を、2024年3月末より開始する。
関電工は、今回の運用試験での評価やバス会社の要望を反映させ、2024年夏に向けてパッケージソフトとして提供する予定だとしている。
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