パナソニック株式会社の社内カンパニーであるオートモーティブ&インダストリアルシステムズ社は、スペインの自動車部品・システムサプライヤーであるフィコサ・インターナショナルS.A.(以下、フィコサ社)との協業開発による新製品「テレマティクス・コントロール・ユニット(以下、TCU)」の量産出荷を2017年12月より開始した。
同製品は、昨年9月より出荷を開始した「電子インナーミラー」に次ぐ協業開発の新製品で、パナソニックとしては初のTCUとなる。
パナソニックは、フィコサ社が持つ車載アンテナ技術とパナソニックの無線通信技術を融合させたTCUと、TCUとのインターフェースになるクラウドサーバーも合わせて開発し、Honda Automobile (Thailand) Co.,Ltd.の純正用品として採用された。
TCUはGPS受信機を内蔵し、車両の位置情報と車両情報をクラウドサーバーに送信することで、事故発生時の緊急通報や、遠隔で盗難車両を追跡(GPSで車両位置確認)、車両トラブル発生時のディーラーサポートに加え、スマートフォンと連動したテレマティクスサービスにも対応している。
【関連リンク】
・パナソニック(Panasonic)
・フィコサ・インターナショナル(Ficosa International)
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技術・科学系ライター。修士(応用化学)。石油メーカー勤務を経て、2017年よりライターとして活動。科学雑誌などにも寄稿している。