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FOMMと富士通、新たなモビリティ社会の実現に向けた協業を開始

FOMMと富士通、新たなモビリティ社会の実現に向けた協業を開始

R&D型のモビリティ企業、株式会社FOMMと富士通株式会社は、このほど、新たなモビリティ社会の実現に向けて協業することで合意した。

EVの走行状況やバッテリー状態、車両利用者のバッテリー利用情報、交換バッテリーの在庫情報などを統合管理し運用支援を行う機能をもつFOMMのBattery Cloud Service(バッテリークラウドサービス)の実現に向け、富士通の位置情報活用クラウドサービス「FUJITSU Mobility Solution SPATIOWL(フジツウ モビリティ ソリューション スペーシオウル)」(以下、SPATIOWL)を適用し、両社で開発を進めることで、EVを利用するための情報・電気エネルギー供給の環境を新たなモビリティ・インフラとして実現し、普及させていくとしている。

グローバルで実用期に入ったEVは多様化が進んでおり、中でも近距離移動用として多く使われる電動アシスト付自転車をはじめとする二輪、三輪EVでは、着脱式小型バッテリーの搭載が定着してきている。

これらのような着脱式バッテリーを四輪EVにおいて搭載可能にし、個人でバッテリーを所有しなくても、いつでもどこでもユーザーが簡単に交換できるような新たな仕組みを先行して整備することで、さらなる普及と市場拡大に期待ができる。

両社は、今回の協業において両社の知見・技術を活用することで、Battery Cloud Serviceを新たなモビリティ・インフラとして開発していく。

それにより、ユーザーが家庭での充電に加え各所のステーションなどでバッテリーの交換が可能になり、電気残量を常に把握できるため効率よく充電・交換を行うことができたり、サービス提供者がバッテリー状態の履歴を管理することで特性の変化を把握できることを目指す。

FOMMは、自社開発による超小型四輪EVにおいて着脱式バッテリーを搭載するとともに、Battery Cloud Serviceを適用し、2018年12月より、FOMMがタイで量産を開始するEV「FOMM 1.0」の展開にあわせて、Battery Cloud Serviceの運用を開始する。

両社の役割は以下の通りだ。

「FOMM 1.0」と「SPATIOWL」の連携によるBattery Cloud Serviceの提供イメージ

※1 二輪・三輪EV向けバッテリー管理の実証:
2013年10月から実証を行っている電動バイク向けバッテリー管理技術。
※2 高次元統計解析技術:
多種の要因が特定の事象に与える影響を自動的にモデル化する、独自のAI「Zinrai」を用いた統計解析技術。

【関連リンク】
FOMM
富士通(FUJITSU)

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