西菱電機株式会社は、第一ニットマーケティング株式会社のニット製造現場において、西菱電機が提供する電池レスIoTサービスを活用し、編み機の稼働率の可視化の実証実験を行った。
第一ニットマーケティングでは、夜間のニット製造は少人数で約100台の編み機のオペレーションを行っており、機械が停止すると目視で編み機1台毎に設置されている信号灯の状態から編み機の稼働状況を確認する状況だった。
今回、西菱電機が開発した電池レスのIoTデバイス(信号灯検知ユニット)を用い、5台の編み機を使って実証実験を行った。なお、このIoTデバイスは、「面倒な電池の交換作業を避ける」、「100台でも現実的に導入できる価格にする」というニーズから開発されたという。特徴は以下の通りだ。
- 信号灯に入力される電圧の状態から稼働状態(正常・通常停止・異常停止など)を判別
- 電圧の状態で判断できない信号灯は照度センサーを利用
- 機械毎の稼働状態を管理画面にリアルタイム表示
- デバイスからゲートウェイまでは電波干渉が起こりにくいEnOcean(920MHz)を採用
【関連リンク】
・西菱電機(SEIRYO ELECTRIC)
・第一ニットマーケティング(Daiichi Knit Marketing)
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