株式会社ウフルと、AeroEdge株式会社は、製造現場と経営判断を直結するリアルタイム・データ共有基盤「Ignition Dashboard(イグニッション・ダッシュボード)」を共同開発した。
製造業での生産状況のデータ管理やその活用は、工場など拠点別(工程別)に独立しオンプレミス(※1)に行われることが主流だという。今回開発された「Ignition Dashboard」では、工場内のデータを一元的に取得し、クラウド上で管理・共有化することで、現場と経営がリアルタイムに同じデータを共有することができる。これにより、それぞれの意思決定や改善策の実行、アイディアの創出をスピーディに行うことが可能になるという。
また、これまでウフルが培ったUX(※2)の知見を活かし、収集したデータを固有の製造現場に受け入れられるUI(※3)に落とし込んでいるという。
既にAeroEdgeの製造現場では「Ignition Dashboard」が導入されており、今後は、工場内に様々なセンサーや通信機器などを導入し、IoTによって収集するデータの質と量を増やしながら、データ基盤としての更なる進化、グローバル展開での製品化を目指すという。
※1 オンプレミス:サーバーやソフトウェアなどの情報システムを企業が管理する設備内に設置し、運用すること。自社運用ともいう。
※2 UX:ユーザーエクスペリエンス(User Experience)の略。 ユーザーが製品・サービスを通じて得られる体験のこと。
※3 UI:ユーザインタフェース (User Interface) の略。機械やコンピュータを操作する時に表示される画面のデザイン、フォント、メニューなどの表現や操作感のこと。
【関連リンク】
・エアロエッジ(AeroEdge)
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