製造業では、品質や生産効率の向上に加え、熟練技術者の高齢化による人材不足など、様々な課題がある。一方で、高額な投資が困難であることやシステム専門人材が不足するなど、IoT導入には障壁が存在している。
そこで、大阪ガス株式会社は、IoTを活用して工場の生産性向上につながるソリューションを提供するサービスの営業を2019年4月1日から開始、6月よりサービスの提供開始を予定していると発表した。同サービスは、大阪ガスが、最適なデバイスやセンサーの選定とその可視化・分析ツールを用意するなど、IoTサービスをワンストップで提供する。
これにより、設備稼働データの傾向管理による突発的な設備故障の軽減に加え、加工条件と製品品質情報との照合により安定的な品質維持を実現することなどが見込まれている。たとえば酒造業種では米の吸水可視化技術や流体シミュレーション技術を活用し、技術者の判断を補助することや製品品質のさらなる向上につなげるなど、業種ごとのニーズや特徴をとらえた安価で汎用的なIoTサービスを提供するとした。
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