近年、物流業界の人手不足は深刻な状況となっており、物流倉庫や製造現場などでは、多種多様なロボットが稼働している。こうした中、フォークリフトも自動化に変わろうとしているが、これまで、無人フォークリフトは有人フォークリフトに比べて、走行速度、荷役速度が遅く作業効率が劣るという理由で国内では需要が伸び悩んでいた。また、安全面も課題の1つであった。
現在の無人フォークリフトは有人フォークリフト並みに走行速度、荷役速度を上げることが可能になってきた。また、安全面についても、技術の進歩により有人フォークリフトと同等レベルにまで達してきている。
このような中、アルテック株式会社は、スイスのStocklin製およびオランダのF3-Design製「自律走行フォーク型搬送ロボット」の国内販売を開始した。自律走行フォーク型搬送ロボットの特徴は以下の通り。
- 障害物を自動認識するレーザースキャナー、非常停止用バンパー、非常停止ボタン、走行状態を知らせる青色レーザー光の採用など、様々な充実の安全機能を整備
- 誘導用ワイヤー、磁気テープ、反射材などの位置決め用の周辺機材が不要
- Wi-fi接続に対応
- 走行ルートはデジタルマップで管理され、ルート変更も容易
- 最大積載重量
Stocklin製 :1,600kg(Low lift)、1,200kg(Mid lift)
F3-Design製:1,000kg - 最大昇降の高さ
Stocklin製 :110mm(Low lift)、1,150mm(Mid lift)
F3-Design製:223mm - 最大スピード
Stocklin製 :1.4m/秒
F3-Design製:1m/秒
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