ファーウェイは3月14日、IT見本市であるCeBIT 2016(3月14~18日、ドイツ・ハノーバー)において、ロボット技術の独クーカ(KUKA)と、欧州と中国の産業向けスマート・マニュファクチャリング・ソリューション分野における提携に関する覚書に調印した。
近年、インテリジェントで相互に接続されたシステムを起爆剤として、スマート・マニュファクチャリングは急速に進化しており、製造業の生産システムにおけるロボットの活用方法を一変させている。こうした製造業の新時代において、製造業各社が時代の変化に俊敏に対応し、成長を加速させていく上でロボットが果たす役割はますます重要になると予測されている。
ファーウェイとクーカは、今回の合意により、クラウド・コンピューティング、ビッグデータ、モバイル技術、産業用ロボット分野で協業し、製造業の顧客によるビジネス変革とスマート・マニュファクチャリングの実現を支援していく。
また、今回の提携の核となるスマート・マニュファクチャリング・ソリューションの研究開発においては、製造業と工場におけるスモールセルIoT、無線ならびに第5世代移動体通信(5G)ネットワーク、ビッグデータ・ソリューションの活用に加え、ホステッド型クラウド・ベースのスマート・マニュファクチャリング・サービスを提供するファーウェイのIaaS(Infrastructure as a Service)ソリューションの展開を重要分野として協業を進めていく。さらに、直感的ロボットのプログラミング・チームを共同で設立し、先進的な製造環境で人間の情報処理を模したディープ・ラーニング(深層学習)の活用を模索している。
【関連リンク】
・ファーウェイ(Huawei/華為技術)
・クーカ(KUKA)
無料メルマガ会員に登録しませんか?
IoTに関する様々な情報を取材し、皆様にお届けいたします。