富士通株式会社は、株式会社リコー沼津事業所と共同で、工場の生産状況を可視化する「工場全体生産状況可視化システム」を開発したことを発表した。
リコー沼津事業所ではケミカル工場にて重合トナーを生産している。広大な工場敷地内では製品がタンク、配管や加工機内を流れており、外観からは状況がわからない。そのため、設備センサーやサンプリング検査などの情報により製品の状態を把握しているが、膨大な設備センサーからの情報の管理・伝達などが課題となっている。
そこでリコーは、富士通の工場可視化ソリューション「FUJITSU Manufacturing Industry Solution COLMINA工場最適化ダッシュボード」」を活用し、「工場全体生産状況可視化システム」を共同開発。生産情報の収集、管理したい指標に加工・蓄積をすることで、工場全体の生産状況を可視化する。
さらに、スマートフォンやタブレットなどと連携することができ、管理者は遠隔からでも現場作業者への指示が可能だ。
リコーは今後、工場全体生産状況可視化システムを他事業所へも展開する予定だ。
プレスリリース提供:富士通
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