沖電気工業株式会社(以下、OKI)は、検査対象の部品・製品の映像データを、AIエッジコンピューターで映像解析することにより、リアルタイムで製品の外観異常を自動判定する「外観異常判定システム」を提供している。
そして本日、「外観異常判定システム」にGoogle Cloudの品質管理を目的とした専用ソリューションである「Visual Inspection AI」を組み合わせ、AIによる学習モデルの自動生成機能、および生成されたモデルによる自律型検査機能を追加し、2022年3月より提供することを発表した。
自動判定モデル作成機能を追加することにより、AIの専門知識を持たない製造現場においても、容易かつ短期間で導入・運用することが可能になる。
生成した学習モデルはエッジ端末である「AE2100」に実装されるため、製造現場で自律的に外観検査を行い、作業者に結果を通知することが可能だ。
さらに、運用中に未知の異常が検出された場合には、運用者が当該画像をユーザー画面に取り込み、各画像の不良箇所にマーキングをしてラベル付けを行うだけで、自動的に学習モデルを生成することができる。
OKIはこのシステムを、2022年5月にスマート工場として新たに稼働を開始する自社工場に導入する予定だ。
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