近年、酸素欠乏症等による死亡事故や災害の発生件数は、増減を繰り返している。重大な事故や災害が発生すれば、事故の規模によっては、作業員が亡くなるといった人的被害だけでなく、周辺環境への影響や地域で暮らす地域住民へも重大な被害が生じる可能性がある。
そこで、nowhere合同会社と株式会社サノテックは、石油・化学プラントの定修時、ガス検知の自動化・無人化を可能とした全自動ガス検知モニタリングシステム「SMART-Gasken」を開発し、2022年7月11日より提供を開始する。
「SMART-Gasken」では、SIMを実装した制御BOXを、セキュアなクラウドに繋げ、酸素濃度・有毒ガス濃度を1秒ごとに測定し、1秒ごとにクラウドにデータをアップロード。アップロードされたデータをクラウド上のソフトがリアルタイムでモニタリングする。
上下限アラートで設定された上下限の「しきい値」を逸脱すると、大きな音と光で閉鎖空間(タンク・サイロ等)にアラートを発令する。
これにより作業員は、酸素欠乏になる前に閉鎖空間から脱出することができる。また、作業責任者等の、設定されたスマホ宛にアラートが発令されたことを知らせる警告メールが一斉送信されるため、現場に駆けつけることが可能となる。
無料メルマガ会員に登録しませんか?
膨大な記事を効率よくチェック!
IoTに関する様々な情報を取材し、皆様にお届けいたします。