NTTグループで製造現場を持つNTTエレクトロニクス茨城事業所では、工場のDXを推進しているものの、工場管理においては、定期巡回による異常確認や異常検知等、経験則による手作業の運用が残っており、業務運営や働き方改革を進める上での課題となっていた。
そこで東日本電信電話株式会社(以下、NTT東日本)は、各種センサとクラウドサービスを組み合わせて製造機器の状態を見える化する「置くだけIoT」を活用した実証実験を2022年12月13日より開始し、実証実験を皮切りに、「置くだけIoT」の本格提供を開始する。
この実証実験では、NTTエレクトロニクス茨城事業所を実証フィールドとして、「置くだけIoT」による各種設備のセンシングと、工場内LANの管理を一元的に実施。工場内におけるリソース配置や現場作業の効率化に向けた実証を行う。
具体的には、「振動センサ、流量センサ、電流センサ設置による監視作業の自動化」「AIカメラによる故障個所の自動検出」「工場内LANの敷設・管理」が挙げられている。
この実証実験により、機械設備の稼働状況の可視化による業務効率化の有効性を検証するとともに、更なる機能向上を検討していくとしている。
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