総合化学メーカートクヤマは、セメント製造工場において、設備内部の点検にドローンを使いたいと考えていた。
しかし、設備内部は狭く、粉塵が待っている箇所もあるため一般的なドローンでは期待の大きさや性能面での問題あり、墜落する可能性があるためドローンの利用を断念していた。
そこで、Liberawareの提供する、屋内空間向け産業用小型ドローン「IBIS」を使い、サイクロンと呼ばれるガスとセメント原料が混ざった機体が移動する装置内の点検に活用した。
この装置内は、狭く、粉塵が舞っているため、人が点検作業をするのには厳しく、危険性が高い環境であったという。IBISは好感度カメラ、LED照明、防塵用モーターを搭載していて、こういった環境でも利用ができたということだ。
IBISが撮影した動画データを提供するだけでなく、三次元モデルやオルソ画像、点群化データへの加工も行うことで、目視点検ではできなかった精度で設備の状況を可視化・把握することができるようになった。
無料メルマガ会員に登録しませんか?
膨大な記事を効率よくチェック!
IoTに関する様々な情報を取材し、皆様にお届けいたします。