THKは3月1日、IoTを活用した機械部品の予兆検知サービス「OMNIedge(オムニエッジ)」で、回転部品向けAI(人工知能)診断サービス(ADV)の提供を開始すると発表した。
工場のモータ、ポンプ、ファンを始めとする回転部品の予兆検知を行うサービス。ヘルススコアを算出するアルゴリズムを採用しており、利用者はしきい値の設定が一切不要。ADVが振動・温度のデータからヘルススコアを算出し回転部品の状態を判断し、故障予想と推奨メンテナンス内容を提供する。
メンテナンス前後のデータ変化の相関をレポートに作成し提示することも可能。従来のリモート監視機能と併行することで、巡回工数の軽減、最適なメンテナンス時期の見極めと実施、メンテナンスレポート作成工数の削減といった相乗効果が期待できるという。
「OMNIedge」は、IoTを活用した製造現場で発生するロスを削減し設備総合効率の最大化するソリューション。センサーなどのハードウエア、通信機器一式にAIソリューションをセットしパッケージ型サービスで提供する。
これまで、直動部品向け「部品予兆検知AIソリューション」、回転部品向け「部品予兆検知AIソリューション」、「工具監視AIソリューション」を発売。ADVは、回転部品向け「部品予兆検知AIソリューション」でのサービス提供となる。
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