カブクは3月9日、クラウド加工原価見積りサービス「Cost PRO(コストプロ)」で、角物・板物を対象とした切削加工で外形公差の対応を開始したと発表した。
今回のアップデートでは、外形に研削指示がなく、「寸法公差」や「幾何公差」のみが指示されている製品でも原価算出が可能にした。材料サイズ入力画面で「寸法公差」の項目のチェック、「幾何公差」の種類の選択を行うだけで、簡単に指定ができる。
また、連結品や組み込み品など外形の精度が必要な製品で、便利に利用できるようにした。2つのポイントで現場に合った見積り算出を実現する。
1つ目は、外形公差の加工を行う際に、同じ段取りで、加工できる穴や溝などの形状があれば同時に行うなど、時間効率を自動で考慮し、加工費の算出が行える。
2つ目は、外形公差の加工を行う面のサイズによって、側面加工(エンドミル)から底面加工(フェイスミル)に自動で切り替わり、それに伴う段取り時間も考慮した加工原価を算出する。原価計算設定画面で、自動で切り替わる厚みを自社の設備に合わせて調整することも可能。
カブクでは今後も現場に近い見積りを算出できる様々な機能を拡大していくとしている。
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