広い敷地を持つ物流倉庫や屋外駐車場、工場施設やショッピングモールなどの現場においては、人の目が行き届きづらく、複数台の監視カメラを設置することが求められる。
パナソニック コネクト株式会社は、i-PRO株式会社のXシリーズネットワークカメラより21倍光学ズーム対応のPTZ(パン・チルト・ズーム)一体型4眼マルチセンサーカメラを取扱い開始すると発表した。
今回取扱い開始するネットワークカメラは、1台の筐体に5つのカメラユニットを搭載し、そのうち、5MP解像度のカメラユニット4つで360°の広域監視と、2MP(1080P)解像度の21倍光学ズームに対応したPTZカメラユニット1つで被写体の詳細監視を両立する。これにより、複数台のカメラ設置が必要だった場所でのカメラの台数削減に貢献する。
カメラにAIプロセッサーを搭載し、動体検知、ナンバー認識、顔検知、人物属性識別、車両属性識別、状態変化検知等のAIアプリケーションを組み合わせることで人や車を検知し、効率的に自動追尾を行うことができるようになった。マルチセンサー部で最大4つ、PTZ部で最大2つ(合計6つ)を同時にインストールでき、監視・防犯の強化や、業務効率化など様々な課題に対応する。
AIアプリケーションの中から「AI動体検知アプリケーション」をインストールすると、4つのカメラユニットで検知した人や車をPTZカメラユニットが自動追尾するような連携をカメラ1台の中で完結することが可能だ。従来必要だったジョイスティック(1本のレバーを動かしてカメラのパン・チルト・ズームを操作する機器)での追尾操作の代替として、AIが対象を認識しながら自動で追尾する。
無料メルマガ会員に登録しませんか?
膨大な記事を効率よくチェック!
IoTに関する様々な情報を取材し、皆様にお届けいたします。