これまで、設備管理者は1名で主業務を別に請け負っていたため、それぞれの事業所のトラブル発生は悩みの種となっていた。
NECファシリティーズ株式会社は、非常駐で行う各種インフラ設備の点検・保全管理業務に、設備の異常予兆を検知する技術を組み合わせた保全サービスの提供を開始する。
同サービスは、先行的に電子部品メーカーの検査事業を展開する企業に導入しており、県内2ケ所の事業所で24時間、365日稼働する水冷式の冷却塔、冷却水ポンプに振動センターを設置し、異常予兆検知を行った。具体的には、測定データをクラウド上で収集・分析し、冷却水ポンプの運転状態の異常兆候を把握している。また、月1回の巡回点検と設備毎に定めた定期メンテナンス、遠隔監視を提案した。
先行導入後は、リモート管理による初動対応や調査支援の有用性を評価してもらい、施設管理業務アウトソーシングの仕様の策定・改善を行う。
今後同サービスは、施設の規模が比較的小さい、または工場が近隣に分散しており常駐が難しいなどの事情から、施設管理業務の常駐拠点設置が困難な企業や、施設管理業務アウトソーシングのスモールスタートを希望する中部地区の企業から提供していくとのこと。
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