材料開発分野の競争環境は近年激化しており、求められる品質は高まる一方、開発期間も短くすることが求められているのだという。
そうした中、Liberty Nationは、化学・樹脂・消費財などの素材業界における、データ駆動型の新材料開発R&Dを支援する「Data Science Platform for Chemoinformatics」の提供を開始した。
「Data Science Platform for Chemoinformatics」は、配合物・率を代表とする表構造データにくわえ、化学構造式(座標データ)・画像など、多種のデータを俯瞰的に扱うことができ、異なるデータ種間での統合分析が可能だ。
これにより、多種多様なデータを個別に分析することなく同時に分析することができ、横断的な物性影響の評価が可能だ。
また、データパラメータの増加に対し、重要な画像および構造領域、または重要なパラメータをランキング化することができる。
さらに、物性影響調査から最適配合の仮説立案、実験計画立案という流れを自動化しながら、途中レビューができるようにレビューポイント・根拠の可視化が可能。加えて、実験結果を画像で見て評価する工程がある場合、客観的な自動評価が可能だ。
化学メーカにおける同製品のβ版利用事例では、100種近くのモノマーを複数配合したポリマーを複数配合する膨大候補に対し、配合パターンのランキング・根拠可視化により効率化することができた。
また、従前の実験データから乖離した配合推奨において、画像・構造式の影響分析を自動化することで、材料理解の深化に寄与したのだという。
無料メルマガ会員に登録しませんか?
膨大な記事を効率よくチェック!
IoTに関する様々な情報を取材し、皆様にお届けいたします。