スパイダープラス株式会社とMODE, Inc.は、プラント業界向けのDX推進を両社で行なうことを目的に、業務提携契約締結したことを発表した。
発電所や工場などのプラント施設は、敷地が広大な一方、配置できる人手に限りがあり、紙ベースの情報や保全記録により、最新の情報を大人数が効率よく確認することに膨大な手間がかかっている。
そこでスパイダープラスは、建設業界を対象に、現場巡回で収集した最新情報を帳票化し、クラウド上でのリアルタイム確認を実現していた。また、この成功例を水平展開してきた。
一方、計画外の稼働停止などの、不具合を防止するための監視業務などに人員を配置するには限りがあり、効率的な安定運用には引き続き課題が残っていた。
今回発表された提携により、スパイダープラスは、MODEの設備機器などの稼働状況のデータをリアルタイム計測・解析・可視化技術を組み合わせていく。
MODEのサービスは、建設会社向けの導入実績も複数あり、プラント領域のDXだけでなく、建設会社向けのDXサービスでも活用が可能だ。
また、アライアンスやM&Aも組み合わせた事業展開を、今後も進めていくとしている。
なおスパイダープラスは、2023年7月26日から東京ビッグサイトで開催される「メンテナンス・レジリエンスTOKYO 2023 – 第49回 プラントメンテナンスショー」にて、プラントの日常点検や定修、製造工場の設備保全業務で活用できる各種機能を搭載した「SPIDERPLUS for Plant」を公開する予定だ。
加えて、プラント業界出身社員が複数名ブースに常駐し、現場での活用方法についての相談も受け付けるとのことだ。
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