東洋製罐グループホールディングス株式会社は、製造に関するデータの一元管理を可能とするデータソリューションシステム「SaTeras(サテラス)」を開発した。
「SaTeras」は、蓄積された生産データの活用や暗黙知を構造化して形式知に変え、データを利用して製造することのできる環境を提供し、情報の上位連携を可能としたシステムだ。
必要な機能やサービスを組み合わせることが可能であるため、処理能力の増強に対しても柔軟な設計となっている。
「SaTeras」により、製造設備の稼働条件や測定値等の製造関連データを統合して蓄積することで、リアルタイムでの可視化・分析等が可能となる。
さらに、機械学習プラットフォームにつなげることで、工程不具合の未然防止や高品質を維持することも可能だ。
現在、東洋製罐グループでは、国内におけるアルミ缶製造6拠点への初期導入を完了し、順次主要なグループ会社での試験導入を進めているのだという。将来的には、社外の顧客への販売も視野に入れているとしている。
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