株式会社NTTデータ ザムテクノロジーズは、製造業向けの大型金属3Dプリンタ「AMCM M 8K」を、2024年内に販売開始すると発表した。
近年、Additive Manufacturing(AM)技術は、複雑形状や複数部品の一体化製造を可能とし、性能の向上や開発リードタイムの短縮、生産コストの削減などを実現している。
今回発表された「AMCM M 8K」は、AM領域の中でも、800×800×1,200mmといった大型サイズの部品の造形が可能な金属3Dプリンタだ。なおトップ画は、エアバスとサフランの合弁会社であるアリアングループが、AMCMの金属3Dプリンタで製造したロケットの燃焼室の試験に成功している様子だ。
また、1kWレーザを8本搭載することで造形時間を短縮し、生産性を向上させているほか、AMCMの親会社となるEOSの3Dプリンタをベースとした特注機の技術を統合し、工程内品質保証や工程監視技術も向上させている。
さらに、顧客ごとの用途に適した造形可能サイズや光学系を組み合わせることが可能になり、ニーズに合わせたカスタマイズ装置を活用することができる。
なお、NTTデータ ザムテクノロジーズは、販売開始に先立ち、2024年1月31日~2月2日に開催される3Dプリンティング・AM技術の総合展「TCT Japan2024」に出展し、「AMCM M 8K」のデモパーツの展示を行う予定だ。
無料メルマガ会員に登録しませんか?
膨大な記事を効率よくチェック!
IoTに関する様々な情報を取材し、皆様にお届けいたします。